岩男潤子『手のひらの宇宙』の歌詞

岩男潤子の『手のひらの宇宙』という曲。

好きなんです。

 

なんていうんですかね、こういうの。

壮大で、ノスタルジックで、きれいで。

懐かしい思い出にひたる感じ。

こんなに美しくはないけれど、ずっと大切にしまっておきたい記憶。

 

ノスタルジーって、郷愁って訳したりもしますよね。

故郷を思い出して焦がれる気持ち。

記憶の中の風景。

記憶の中の風景に似た風景で実際は知らない風景でもノスタルジーを感じることができますよね。

あるあるこんな感じだったみたいな。

あの頃。

安全地帯の『あの頃へ』という曲も似てますね。

ノスタルジーはあの頃へ気持ちが行っている状態ですね。

 

歌詞や曲自体思い出を懐かしむ感じですが、

私にとってはまた別の意味で懐かしさを感じます。

こういうアレンジの曲は20年くらい前たくさんありました。

だから私の昔の記憶に直結します。

なんだか翻訳した文章みたいになってしまいましたが。

 

こういう感じで好きな曲いっぱいあるなー。

 

安全地帯『あの頃へ』

    『地平線を見て育ちました』

NiGHTS『DREAMS DREAMS』

マイ・リトル・ラバー『evergreen』

 

 

 

それで。岩男潤子の『手のひらの宇宙』(作詞濵田理恵)の歌詞ですが。

二人は出会えたんでしょうか、出会えていないんでしょうか。

読解力が足らない・・・。

 

一番の前半では

 

「すべてが宝物になる

 そんな朝には

 大切な人と歩くように

 頬には光の妖精たち」

 

幸せそうですよね。

心が満たされていて、一人なのに思わず笑顔になってるってことですよね。

 

一番の後半では

 

「ここで誰かを

 ずっと待ちつづけてた」

 

まだ出会えていない。

 

二番では

 

「めぐり逢う不思議

 その指が触れてる

 私の未来を懐かしむように」

 

めぐり逢う不思議、とあるからめぐり逢えたのかな。

いままで「待ちつづけてた」「探してた」と過去形だったのが、

「その指が触れてる」と現在形になってるし。

今現在は出会えているということなのか。

 

ところで「私の未来を懐かしむ」とはどういうことでしょう。

ちょっと不思議なフレーズですね。

昔語った私の将来の話を、そういう話してたね、と懐かしんでいるのか。

それとも若者の未来のイメージに対して、

『私」より年上の人が、自分にもそういう未来のイメージを持っていた時期があったと懐かしんでいるのか。

 

いよいよ終盤

 

「時を止め

 手のひらの宇宙を

 二人は抱きしめている」

 

とあります。これは単純に二人が一緒にいると考えていいのでしょうか。

ここでも文末が過去形ではなく現在形が使われているし。

今現在の現実の話なのでしょうか。

でもやっぱり、「時を止め」という言葉から思い出の中でのことのような感じもします。

第一印象では、マイリトルラバーの『Hello,Again~昔からある場所~』のように、

思い出の中の話なんですよね。

 

結局どっちなんだろう。

 

 

歌詞って難しい。

 

 

ところでハローアゲインって、カラオケで女の人に歌ってほしい曲ベスト1位ですよね。

贅沢贅沢。